KATSEYE
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アメリカ合衆国のガールズグループ
| KATSEYE | |
|---|---|
Warmtoned · CC BY 4.0左からマノン、ダニエラ、ソフィア 、メーガン、ララ、 ユンチェ (2025年) | |
| 基本情報 | |
| 出身地 | アメリカ合衆国 ロサンゼルス |
| ジャンル | ポップ |
| 活動期間 | 2024年 - |
| 事務所 | |
| メンバー | |
| YouTube | |
| チャンネル | |
| 活動期間 | 2023年 - |
| 登録者数 | 1420万人 |
| 総再生回数 | 115億2059万9619回 |
| チャンネル登録者数・総再生回数は 000000002026-09-24-00002026年9月24日時点。 | |
KATSEYE(キャッツアイ[12]、朝: 캣츠아이)は、ロサンゼルスを拠点に活動するガールズグループ。メンバーはダニエラ・アバンジニ、ララ・ラジ、マノン・バンナーマン、メーガン・スキエンディル、ソフィア・ラフォルテザ、チョン・ユンチェの6名で構成されている。フィリピン、韓国、スイス、アメリカ合衆国出身のメンバーを擁することから、しばしば「グローバル・ガールズ・グループ」と称されている。
本グループは、HYBEとゲフィン・レコードの共同プロジェクトである2023年のリアリティ・コンペティション番組『Dream Academy』を通じて結成された。結成までの過程は、後にNetflixのドキュメンタリーシリーズ『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』で描かれ、オーディションや過酷なトレーニング、グループ結成に至るまでの道のりが記録されている。本グループは2024年6月にシングル「デビュー」でデビューし、続いてブレイクのきっかけとなったシングル「タッチ」をリリースした。同年後半には、初のEP『SIS(ソフト・イズ・ストロング)』を発表した。2025年4月には、2作目のEP『BEAUTIFUL CHAOS』(2025年)のリードシングルとなる「ナーリー」をリリースした。リリース当初は賛否両論があったが、大きな注目を集め、本グループにとって初となるBillboard Hot 100入りを果たした。『BEAUTIFUL CHAOS』は2025年6月27日にリリースされ、Billboard 200で初登場4位を記録し、グループ史上最高位のチャート成績を収めた。同EPからの2枚目のシングル「ガブリエラ」はHot 100でトップ40入りを果たし、グラミー賞の最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされた。また、本グループ自身も第68回グラミー賞において最優秀新人賞の候補に挙がった。
本グループは、Y2Kファッションから強い影響を受けた、独自のファッション・スタイルでも知られている。そのブランドイメージの高まりを受け、フェンディのバゲットバッグやギャップのローライズ・デニムといった、スタイルを活かした数多くの広告キャンペーンやタイアップを展開している。さらに、イギリスのコスメブランドラッシュ、アメリカのファッションブランドコーチ、フィリピンのファストフードチェーンジョリビーともコラボレーションを行ってきた。クリエイティブ・ディレクターはウンベルト・レオンが務め、幅広い要素からインスピレーションを得つつ、メンバーの多様なバックグラウンドを活かした活動を展開している。
1. グループ名について

InStyleのインタビューで、メンバーのソフィアは「KATSEYE」というグループ名の由来について、宝石の金緑石、特に一般的に「キャッツアイ(猫の目)」として知られる変種「サイモフェン」にあると説明した。ソフィアは、見る角度によって光の反射や見え方が変化するというその宝石特有の光学効果を、メンバーそれぞれの多様な個性、才能、背景が組み合わさって構成されるグループのあり方に重ね合わせて語った[13]。当初は「CATSEYE」という名称が予定されていたが、ロサンゼルスのラジオ局KIIS-FMでのインタビューにおいて、ララがスペルを「KATSEYE」に変更することを提案したことを明かした。メンバーは、その表記の方がより個性的でスタイリッシュな印象を与えると感じたという[14]。KATSEYEのロゴとブランディングは、ソウルを拠点とするグラフィックデザインスタジオ「Husky Fox」が手掛けた。そのデザインには、宝石の要素に加え、6人のメンバーが持つそれぞれのユニークな背景の融合が取り入れられている[15]。
2. 歴史
2.1. 2007年 - 2024年: デビュー前の活動と「Dream Academy」を通じた結成
KATSEYEのメンバーの多くは、グループとしてのデビュー前に、プロのダンス、テレビ出演、エンターテインメント業界での活動経験を持つ。フィリピンのミュージカル女優カーラ・ゲバラ・ラフォルテザを母に持つソフィア・ラフォルテザは、3歳で歌い始め、2022年にはテレビのクイズ番組『ファミリー・フィード・フィリピンズ』に挑戦者として出演した[16][17]。アトランタ出身のダニエラ・アバンジニは3歳で競技ダンスを始め、2013年には『アメリカズ・ゴット・タレント』シーズン8に出演し[18][19]、2016年には『ソー・ユー・シンク・ユー・キャン・ダンス: ザ・ネクスト・ジェネレーション』でトップ10ファイナリストに選ばれた[20]。メーガン・スキエンディルも幼い頃からプロのダンスのトレーニングを受けていた[21]。ララ・ラジは幼少期から演技や歌に取り組み、2018年にはオバマ財団のイニシアチブであるミシェル・オバマの「グローバル・ガールズ・アライアンス」のキャンペーン動画に出演した[22][23]。マノン・バンナーマンは、2021年からTikTokやInstagramでファッションやライフスタイルに関するショート動画を投稿し、人気を博し[24]、スイスでモデル活動も行っていた[25]。グループ最年少メンバーで韓国出身のチョン・ユンチェは、2020年にK-POPの練習生となり、その後「ドリーム・アカデミー」のメンバーに加わった[19][25]。
グループ結成に向けた本格的な準備は2021年11月に始まった。当時、HYBEとゲフィン・レコードは合弁事業の一環として、「世界中から参加者を集める」ガールズグループのための世界規模のオーディションを開始した[26]。2022年に韓国、アメリカ、日本、イギリスで開催されたこのオーディションを通じ、両社は「国境、文化、芸術の境界を超える」グループの創出を目指した.[27][28]。HYBEの創業者であるパン・シヒョクはKorea JoongAng Dailyのインタビューで、結成されるグループをアメリカ市場で売り出していく意向を表明した[29]。12万人を超える応募者の中から選ばれた20名の参加者が、パフォーマンス重視のミッションを通じて最終メンバーを決定するリアリティ・コンペティション・シリーズ『The Debut: Dream Academy』に参加した[30]。同番組の放送開始に先立ち、参加者たちはロサンゼルスにて、韓国のアイドル練習生システムで一般的な手法を用いた1年間のトレーニングを受けた[31]。2023年11月18日にコンペティションは終了し、ソフィア、ララ、ユンチェ、メーガン、ダニエラ、マノンの6名がKATSEYEのメンバーとして選出された[32]。
本グループの結成からデビューEPに向けた準備の過程は、2024年8月21日に公開されたドキュメンタリー『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』で取り上げられた[33][34]。Netflixで配信されたこのドキュメンタリーは、ナディア・ハルグレンが監督を務めた[32][35]。
2.2. 2024年 - 2025年: 『SIS(ソフト・イズ・ストロング)』と『BEAUTIFUL CHAOS』

2024年6月、HYBEは本グループの初EPを同年8月にリリースすることを発表した[36][37]。このEP制作にあたり、本グループはライアン・テダーやオマー・フェディを含む数多くのソングライターやプロデューサーとコラボレーションを行った[38][39]。リリースに先立ち、2曲のシングルが発表された。ファーストシングル「デビュー」は6月28日にリリースされ、コロンビアのメデジンで撮影されたミュージック・ビデオはグレゴリー・オーレルが監督を務めた.[40][41]。同シングルは、グループとしてのメンバー間の絆を背景に、自信やシスターフッドといったテーマを表現した、アップテンポなポップトラックである[38]。セカンドシングル「タッチ」は7月26日にリリースされた[42]。メロディアスなドラムンベースとR&Bの要素を融合させた同楽曲は「愛の複雑さ」を歌っており、メンバーのボーカルを際立たせつつ、「デビュー」とは異なるサウンドを展開している[43][44][45]。同シングルは、ビルボードのBubbling Under Hot 100チャートで22位を記録し、Billboard Philippines Hot 100チャートにもランクインした[46][47]。「タッチ」は、2024年9月にTikTokでダンスチャレンジとして振り付けがバイラルヒットしたことで、さらなる成功を収めた[48][46][49]。
8月16日、EP『SIS(ソフト・イズ・ストロング)』がリリースされた[50][51]。全5曲を収録した同EPはBillboard 200チャートで119位に初登場し、本グループはEmerging Artistsチャートで首位を獲得した[52]。同EPのプロモーションの一環として、グループはアジアツアーを開始し、9月12日に韓国で初日を迎えた[53][54]。なお、メンバーのメーガンは背中の負傷により、9月21日以降のツアー活動を見送ることとなった[55]。9月20日には、『SIS(ソフト・イズ・ストロング)』のプロモーションのために初来日し、タワーレコード渋谷店にてイベントを開催した[56]。11月14日、本グループはNetflixのアニメシリーズ『ジェントリー・チャウvs魔界のモンスター』の主題歌「フレイム」をリリースした[57]。
2025年3月7日、新たな楽曲の発表に先立ち、本グループは5月10日に開催のイベントWango Tangoの出演ラインナップに追加された[58]。その後、メンバーらは8月3日にシカゴで開催されるロラパルーザのラインナップに追加された[59]。本グループは4月30日にシングル「ナーリー」をリリースし[60]、同楽曲はグループ初となるBillboard Hot 100入りを果たした[61]。同楽曲は、2作目のEP『BEAUTIFUL CHAOS』からのファーストシングルとしてリリースされたものである[62]。6月6日には、ラッパーのアイス・スパイスをフィーチャーした「ナーリー」のリミックスバージョンがリリースされた[61]。6月20日には、同EPからのセカンドシングル「ガブリエラ」がリリースされ[63]、同楽曲のミュージック・ビデオはテレノベラ風の演出がなされ、女優のジェシカ・アルバがカメオ出演した[64][65]。チャーリーXCXが共同執筆した「ガブリエラ」は、ドリー・パートンの「ジョリーン」を現代風にアレンジした楽曲と評された[66]。
6月27日、『BEAUTIFUL CHAOS』がリリースされ、同時に同EPからのサードシングル「ゲームボーイ」のミュージック・ビデオも公開された[67]。同EPはBillboard 200で初登場4位を記録し、グループとして初めて同チャートのトップ10入りを果たした[68]。
8月、「SUMMER SONIC 2025」に出演することが決定[69]。当初はメンバー全員が大阪公演と東京公演の両方に出演する予定であったが、メンバーの体調不良による渡航スケジュール変更に伴い大阪公演への出演を取りやめた[70]。一方、東京公演はマノンが体調不良のため、マノンを除くメンバー5人で出演した[71]。
11月7日、本グループは第68回グラミー賞において、最優秀新人賞および最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞(「ガブリエラ」でのノミネート)の候補に選出された[72]。同月、メンバーらは初のコンサート・ツアーとなる「KATSEYE: The BEAUTIFUL CHAOS Tour」を開始した。ツアー中には新曲「インターネット・ガール」が初披露され[73]、同楽曲は2026年1月2日に正式リリースされた[74]。同シングルは賛否両論を巻き起こし、一部の批評家はインターネット文化に対する「キャンピー」かつ風刺的なアプローチを称賛した一方で、様式化されたプロダクションや歌詞を多用している点を批判する声もあった[75]。「インターネット・ガール」をめぐる議論では、グループの楽曲が芸術的な表現や統一感よりも、衝撃的な要素やバイラル・マーケティングを優先しているのではないかという懸念が指摘され、その音楽が芸術的な意図を反映したものなのか、それともレーベル主導の決定によるものなのかを疑問視する声も上がった[76][77]。
2.3. 2026年 - :マノンの活動休止と『WILD』
2026年2月20日、マノンが「自身の健康とウェルビーイング」に専念するため、グループの活動を一時休止することが発表された[78][79]。この発表はメディアや世間で大きな反響を呼び[78][79]、激しいパフォーマンスが求められるキャリアにおけるワーク・ライフ・バランスや健康問題という、より広範な議論の中で取り上げられた[80]。一部のネット上のコメントでは、グループ唯一の黒人メンバーであるバナーマンが、業界内での黒人女性への不当な扱いを告発するコンテンツに関心を寄せていたことが指摘された[81][82]。本グループのメンバーはインタビューの中で、活動休止中のバナーマンへの支持を表明した[83]。
3月13日、本グループは南米の音楽フェスティバルへの連続出演を開始し、約10万人の観客を前にロラパルーザ・アルゼンチンでパフォーマンスを行った[84]。翌日にはロラパルーザ・チリに出演し、同月後半にはコロンビアの「エステレオ・ピクニック」や「ロラパルーザ・ブラジル」でもステージに立った[85][86][87]。「コーチェラ・フェスティバル」への出演に合わせて、本グループは4月9日にシングル「PINKY UP」をリリースした[88]。パフォーマンスに先立ち、フェスティバル会場では、活動中のメンバーが新たなEP『WILD』のリリースを発表する映像が公開された[89]。同EPは8月14日にリリースされる予定である[90]。本グループは同EPを引っ提げ、2026年9月から11月にかけて「THE WILDWORLD TOUR」を行う予定となっている[91]。
5月25日、本グループはアメリカン・ミュージック・アワード2026においてノミネートされた3部門すべてで受賞を果たし、授賞式では「ピンキー・アップ」のパフォーマンスも披露した[92][93]。6月12日、本グループはHYBE傘下のレーベルメイトであるLE SSERAFIMおよびILLITとコラボレーションした楽曲「ICONIC BY MISTAKE」をリリースした。これは同グループ間での初のコラボレーションとなった[94]。6月22日、本グループが2026年8月29日にカリフォルニア州アーバインで開催されるオリヴィア・ロドリゴの音楽フェスティバル「デイジー・チェーン・フィールズ」の出演ラインナップに加わることが発表された[95]。
7月8日、HYBEとゲフィンがインタースコープ・コミュニケーションズおよびボードウォーク・ピクチャーズと共同で、新たなドキュメンタリー映画『Katseye: Wild Hearts』を2026年8月12日に公開することが発表された[96][97]。
3. ブランド・パートナーシップ
2024年9月、本グループはアメリカのファッションブランドコーチの2025年春夏コレクション・ショーに出席し、ニューヨーク・コレクションに初参加した。これを機に、同ブランドのコレクションに関連するプロモーションやコンテンツにも起用された[98][99]。続いて、日本・韓国・香港限定のプレタポルテラインを展開した、韓国のストリートウェアブランドMatin Kimとコーチとのコラボレーション・キャンペーンにも登場した[100]。デニムを取り入れた「パンキッシュかつプレッピーなスタイル」で知られるコーチは、本グループの持つブランドイメージと完璧にマッチすると、Interviewの編集長メル・オッテンバーグは評している[98]。

2025年4月、本グループはブランド創立100周年を記念したフェンディのキャンペーン「Fendi For Yourself」に起用された[101]。このキャンペーンでは、ファッション業界において文化的象徴とみなされているフェンディの代表的なハンドバッグ、「バゲット」と「ピーカブー」に焦点が当てられた[102][103]。5月には、グロッシエと提携し、同ブランド初となるリップオイル製品ライン「Lip Glaze」を発売した[104]。このコラボレーションでは6色のティントオイルが展開され、各カラーはグループのメンバーそれぞれ一人ひとりをイメージしたものとなっている[105]。同月、グループはアーバン・アウトフィッターズとのコラボレーションも開始し、5月20日にニューヨークで開催されたイベント「UO Haul」でライブパフォーマンスを行い、シングル「ナーリー」を披露した[106] 。さらに、アーバン・アウトフィッターズを通じて、EP『bix』の限定ネオンブルー・ヴァイナル・レコードを3,000枚限定で予約販売した[106][107]。2025年6月、本グループはジュエリーブランドのパンドラと提携し、各メンバーが自身のモチーフを表現するために選んだチャームを発売した[108]。同月にはラッシュとも提携し、入浴剤と6種類のコレクタブル・ソープを発売した[109]。8月には、フィリピンのファストフードチェーンであるジョリビーとのコラボレーショングッズも発売した[110]。翌月、同ブランドはアメリカおよびカナダの店舗で本グループをテーマにしたメニューを発売した[111]。
2025年8月、本グループはギャップの2025年秋キャンペーン「ベター・イン・デニム」に起用され、ロビー・ブルーが振り付けを担当したケリスの楽曲「ミルクセーキ」の再録音版に合わせてダンスを披露した[112]。このキャンペーンは公開から2週間足らずで、各プラットフォーム合計4億回以上の再生数と80億回のインプレッションを記録した。GapのCEOであるリチャード・ディクソンは、この広告が最初の3日間だけで同ブランドの過去4回のキャンペーンの合計再生数を上回ったことに触れ、その前例のないリーチとブランドイメージへの影響力を「文化的ジャック」と評した[113]。同キャンペーンは、その年の初めに公開された、女優のシドニー・スウィーニーを起用したアメリカン・イーグルのジーンズ・キャンペーンとは対照的に、団結と文化の祝福を強調した点が高く評価された。スウィーニーの広告が優生思想を助長しているとして批判を浴びたのに対し、本グループの広告は、包括的でエンパワーメントを促すメッセージが高く評価された[114][115]。2025年11月、本グループはMTAニューヨーク市都市交通局の地下鉄システム向けに公共広告のナレーションを収録した[116]。2026年1月、本グループはラネージュと提携し、新作リップティント「ジュースポップ ボックス」のプロモーションを行った[117]。2026年2月、本グループはステートファーム保険の第60回スーパーボウル向けCMに出演した[118]。同月、本グループはエアウォン・マーケットと提携して「ガブリエラ・スムージー」を発売し、その収益はマララ・ユスフザイが設立したマララ基金の支援に充てられた[119]。また、同時期にメンバーらはロレアル傘下のマトリックス・エッセンシャルズのグローバル・アンバサダーに任命され、新キャンペーン「Matrix Moves」のプロモーションを行った[120]。
4. パブリックイメージ
本グループは、欧米のポップ・ミュージックのスタイルとK-POP特有のパフォーマンス・スタイルを融合させた「グローバル・ガールズ・グループ」として広く認識されている[121][122]。メンバーのダニエラはi-Dのインタビューで、メンバーらを「アメリカのポップ・ミュージックを制作しつつ、K-POPの超絶的な振り付けをこなすためのトレーニングを受けた、初のアメリカ人ガールズ・グループ」と表現している。本グループには、HYBEと契約した初のインド系、フィリピン系、ラテン系、そして黒人のアーティストであるララ、ソフィア、ダニエラ、マノンがそれぞれ在籍している[123]。デビューに先立ち、ティーン・ヴォーグは本グループを「2024年に注目すべきガールズ・グループ」12組の一つに選出した[124]。音楽面では、プッシーキャット・ドールズ、スパイス・ガールズ、LE SSERAFIMから影響を受けたと公言している[121]。
本グループ、その独特なファッション・スタイリングでも注目されており、音楽と並んでグループを象徴する要素として頻繁に挙げられている[125][126]。ローライズのジーンズやクロップトップ、過去のコレクションのアーカイブ・ピースなどを取り入れ、1990年代後半から2000年代初頭のポップカルチャー、いわゆる「Y2Kファッション」からスタイルの影響を受けている[127]。本グループの長年のクリエイティブ・ディレクターであるウンベルト・レオンは「音楽的な要素だけでなく、アート、映画、歴史といった分野からもインスピレーションを得ている」と述べている。特に「2000年代初頭に活躍した著名人のスタイル、例えばミーガンにはデヴォン青木、ダニエラにはシャキーラといった人物が、メンバーのイメージや外見を形作る上での重要な参考」とされた[128]。レオンは、メンバーの多様なバックグラウンドを尊重しつつ、それをイメージの基盤として取り入れている。その一例として、ララにはビンディー、マノンにはウエストビーズといったアイテムが採用されている[63]。メンバー自身も、グループのアイデンティティや、こうした多様なスタイルを受け入れる姿勢を強調しており、マノンは「私は時々ロックスタイルにすることもあるが、ウンベルトはいつも『いいね、やろうよ』と言ってくれるし、新しいアイデアがないかとも聞いてくれる」と語っている[128]。
Googleが2025年12月に発表した年間検索ランキング「Year in Search」によると、KATSEYEは2025年12月に発表されたアメリカの「急上昇ミュージシャン」ランキングで2位にランクインした[129]。さらにTikTokは、同プラットフォーム上での総再生回数が300億回を超えたことを理由に、KATSEYEを「グローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選出した[130]。
5. メンバー
| 名前 | 本名 | 国籍 | 生年月日 | 備考 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 片仮名 | 漢字 | ハングル | タミル文字 | ローマ字 | ||||
| マノン Manon 마농 |
メレト・マノン・サポン・バンナーマン | - | 메렛 마농 사르퐁 바너만 | - | Meret Manon Sarpong Bannerman[131] | スイス イタリア |
(2002-06-26) 2002年6月26日(24歳) | |
| ソフィア Sophia 소피아 |
ソフィア・エリザベス・ゲバラ・ラフォルテザ | - | 소피아 엘리자베스 게바라 라포르테자 | - | Sophia Elizabeth Guevara Laforteza | フィリピン アメリカ合衆国 |
(2002-12-31) 2002年12月31日(23歳) | |
| ダニエラ Daniela 다니엘라 |
ダニエラ・アンドレア・アバンジニ・ヨレンテ | - | 다니엘라 안드레아 아반지니 요렌테 | - | Daniela Andrea Avanzini Llorente | アメリカ合衆国 | (2004-07-01) 2004年7月1日(22歳) | キューバとベネズエラのハーフ |
| ララ Lara 라라 |
ララ・ラジャゴパラン | - | 라라 라자고파란 | - | Lara Rajagopalan | アメリカ合衆国 | (2005-11-03) 2005年11月3日(20歳) | インド系アメリカ人 |
| ヴィジャヤラクシュミ・ラジャゴパラン | 비자얄락슈미 라자고파란 | விஜயலட்சுமி ராஜகோபாலன் | Vijayalakshmi Rājakōpālaṉ | |||||
| メーガン Megan 메간 |
メーガン・メイヨク・スキエンディル | - | 메간 메이욕 스킨델 | - | Megan Meiyok Skiendiel | アメリカ合衆国 | (2006-02-10) 2006年2月10日(20歳) | |
| レイ・メイヨク | 李美玉 | 레이메이욕 | - | Lei⁵ Mei⁵ Juk² | ||||
| ユンチェ Yoonchae 윤채 |
チョン・ユンチェ | 鄭尹彩 | 정윤채 | - | Jeung Yoonchae | 韓国 | (2007-12-06) 2007年12月6日(18歳) | |
6. ディスコグラフィー
6.1. EP
| タイトル | 詳細 | チャーチ最高位 | 売上 | 認定 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| US [132] |
BEL (FL) [133] |
BEL (WA) [133] |
CRO [134] |
FRA [135] |
KOR [136] |
NZ [137] |
SCO [138] |
UK [138] | ||||
| SIS (Soft Is Strong) | 98 | 16 | 71 | 4 | 78 | 8 | — | 58 | —[1] | |||
| BBEAUTIFUL CHAOS |
|
4 | 5 | 18 | 15 | 15 | 2 | 14 | 85 | 55 | ||
| WILD |
|
リリース予定 | ||||||||||
| "—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 | ||||||||||||
6.2. シングル
| タイトル | 年 | チャート最高位 | 認定 | アルバム | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| US [146] |
AUS [147] |
CAN [148] |
FRA [149] |
KOR [150] |
NZ [151] |
PHL Hot [152] |
SGP [153] |
UK [138] |
WW [154] | ||||
| "Debut" | 2024 | — | — | — | — | —[2] | — | — | — | — | — | SIS (Soft Is Strong) | |
| "Touch" | —[3] | — | 79 | — | 70 | —[4] | 13 | 5 | 82 | 58 | |||
| "Gnarly" | 2025 | 82 | 76 | 69 | — | 104 | —[5] | 23 | 7 | 52 | 41 | Beautiful Chaos | |
| "Gabriela" | 21 | 27 | 20 | 16 | —[6] | 26 | 6 | 5 | 38 | 16 | |||
| "Gameboy" | —[7] | — | 90 | — | —[8] | —[9] | 42 | 27 | — | 131 |
| ||
| "Internet Girl" | 2026 | 29 | 45 | 32 | — | —[10] | 34 | 37 | 19 | 24 | 32 | 未収録アルバムのシングル | |
| "PINKY UP" | 28 | 19 | 31 | 108 | —[11] | 20 | 26 | 8 | 14 | 22 | Wild | ||
| "ICONIC BY MISTAKE" (with LE SSERAFIM and ILLIT) |
38 | 39 | 46 | 159 | 123 | 29 | 43 | 3 | 22 | 23 | 未収録アルバムのシングル | ||
| "Animal" | — | 8 | — | — | — | 10 | — | — | 16 | — | WILD | ||
| "—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 | |||||||||||||
6.3. プロモーション・シングル
| タイトル | 年 | アルバム | 出典 |
|---|---|---|---|
| "Flame" | 2024 | Jentry Chau vs. the Underworld OST | [166] |
| "Time Lapse" (Katseye version) | 2025 | Good Boy OST | [167] |
| "Fright Song" (Monster High featuring Katseye) |
未収録アルバムのシングル | [168] | |
| "M.I.A." (Valorant Game Changers version) (with VALORANT) |
[169] |
6.4. 他のチャート楽曲
| タイトル | 年 | チャート最高位 | アルバム | ||
|---|---|---|---|---|---|
| KOR DL [170] |
NZ Hot [151] | ||||
| "Touch" (remix) (featuring Yeonjun) |
2024 | 128 | — | Non-album songs | |
| "Gnarly" (remix) (featuring Ice Spice) |
2025 | — | 39 | ||
| "Mean Girls" | — | 20 | Beautiful Chaos | ||
| "M.I.A." | — | 24 | |||
| "—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 | |||||
7. ツアー
- ヘッドライナー
- KATSEYE: The BEAUTIFUL CHAOS Tour(2025年)
- HE WILDWORLD TOUR(2026年)
脚注
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