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カテゴリ: 俳優

キム・ヘユン

最終更新: 2026-09-16 23:15 UTC ウィキペディア原文履歴

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韓国の俳優

キム・ヘユン
キム・ヘユン티비텐 TV10 · CC BY 3.0
生年月日 (1996-11-10) 1996年11月10日(29歳)
出身地 韓国・京畿道城南市
国籍 韓国
身長 160cm
血液型 B型
職業 女優
活動期間 2013年 -
事務所 Artist Company Co., Ltd.
主な作品

ドラマ
『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』
『偶然見つけたハル』
『ソンジェ背負って走れ』
映画
『ブルドーザー少女』

『Salmokji』
署名

キム・ヘユン(ハングル:김혜윤、漢字:金惠奫、ローマ字表記:Kim Hye-yoon、1996年11月10日 - )は、韓国の女優。

1. 略歴

子どもの頃って将来の夢がコロコロ変わるものじゃないですか。私もそうでした。ドラマや映画を見るたびになりたいものが変わって、「私の名前はキム・サムスン」(2005年放送のテレビドラマ)を見たら「パティシエっていいな」と思ったり、メディカルドラマを見たら医者になりたいと思ったり(笑)。ただ、私は何かを継続してやるのが苦手なので、毎回常に新しいものに触れていたいと思ったんです。そしたら、毎回新しい人物や職業を演じる俳優こそ、まさにそういう仕事だと気付いて。それで俳優になろうと思ったのが中学3年の時でした。だから大学も映画科に進学したんです[1]。

2012年ごろから女優活動を開始したが、当初は端役・エキストラが多かった。正式なデビュー作とされるのが、2013年にKBS第2テレビジョン(KBS 2TV)で放送されたドラマ「少女サムセン~漢方医の夢~(原題:TV소설 삼생이、(en:Samsaengi)」である[2]。

当初は所属事務所が無く、早朝や山奥での撮影があると、父に頼んで送ってもらったり、エキストラ用の車に乗せてもらって移動していたようだ。オーディションを100回以上受けたが、なかなか結果が出ず、落ち続けていたので、いつも「今日も落ちるんだろうな』という気持ちで会場に向かっていたようだ。7年間で端役として出演した作品は50本以上にのぼり、役名すらない配役も多かった。「理由も分からないまま叱られることが多く、放送では言えないほどの暴言もたくさん浴びた」「悔しくて車の中で泣くのが日常だった」などと、後年に回想している。無名時代には、1日に映画を1本観る、1日1時間運動するといったルールを決めていたようだ[3]。

高校1年の時にデビューしてから6年ほど、ずっとエキストラでした。役名もなく、顔もあまり映らず、2秒足らずで画面から消えてしまうような役ばかりだったんです。でも、いつからかせりふがもらえるようになり、役名も付いて、カメラにもちゃんと映してもらえるようになって。数えたことはありませんが、「SKYキャッスル」までに40作品くらい出ていると思います。

正直、当時は不安しかありませんでした。(中略)私と同年代の俳優がテレビに出て活躍しているのを見ると、うらやましくもなるし、「私は今、一体何をやっているんだろう?」と落ち込んだりもしました。そのたびに周囲から励ましてもらっていました。「運気が上がる時なんて人それぞれなんだから、焦る必要はない。地道に自分の道を行けばいい」という周囲の応援があったからこそ、ここまで来られたんだと思います[4]。

2018~19年にJTBCで放送されたドラマ「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」に出演した頃から、ヘユンに対する世間の注目と知名度は上昇した。2019年にMBCで放送されたドラマ「偶然見つけたハル」はテレビ初主演作となリ、同年末の「2019 MBC演技大賞」で、ヘユンは新人女優賞、水木ドラマ部門優秀女優賞の2冠を獲得した[5]。 2020年代ごろには、ラブコメ作品への出演が多く、恋に揺れる表情や、不器用な感情の機微を丁寧にすくい取る演技が評価され、「ラブコメ女王」と呼ばれるようになった[6]。

2024年の主演ドラマ「ソンジェ背負って走れ(英語版タイトル:Lovely Runner)」では、10代から30代までを演じ分ける巧みな演技を披露。過去にタイムスリップし、推しであるトップスターを救うために奮闘する姿を熱演。コミカルな演技から涙を誘う感情表現まで幅広くこなした。作品はアジア圏のみならず欧米など世界各国でランキング首位( 世界133カ国で視聴ランキング1位を記録)獲得するグローバルヒットを記録した。また、韓国国内をはじめ各地で「ソンジェ・シンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こし、国内外での人気をさらに不動のものとした。タイムスリップ・ロマンスの新たな代表作として高い評価を得るとともに、彼女の新たな代表作となった。[7][8][9]

2026年4月には、主演映画「サルモクジ」が韓国で公開。劇中で水への恐怖とトラウマを抱える主人公・スイン役を熱演し、それまでのラブコメディのイメージを覆す卓越した心理描写と緊迫感のある演技で「新たなホラークイーンの誕生」とメディアから絶賛された。同作は韓国の興行収入ランキングで21日連続1位を維持する快挙を達成。さらに公開32日目で観客動員数300万人を突破し、韓国のホラー映画としては23年ぶりに歴代1位となり大ヒットを記録した。[10][11]

所属事務所は、2019年1月からは「サイドスHQ(싸이더스HQ)」に所属していた[12]が、2024年4月に「アーティストカンパニー(아티스트컴퍼니)」へ移籍した[13]。

2. 日本での活動

日本では、単独ファンミーティングを、2024年には7月26日にZepp Namba(大阪市)、同月28日にKT Zepp Yokohama(横浜市)で[14]。2026年3月13日には神奈川・やまと芸術文化ホール(神奈川県大和市)で開催した[15]。日本以外では、マカオ、台湾・台北市でも、2024年にファンミーティングが開催された。台湾訪問時には、台湾の男優である許光漢(シュー・グァンハン、グレッグ・ハン)から、「ルックチョコレート」などのお菓子が贈られた[16]。

2025年5月28~29日にKアリーナ横浜(横浜市)で開催された、日本や韓国の歌手・アイドルグループ・俳優が多数出演した授賞式「ASIA STAR ENTERTAINER AWARDS 2025 in JAPAN Presented by ZOZOTOWN」では、29日にキム・ヘユンが3人のMCの一人として出演した[17][18][19]。

3. 学歴

高校時代には、大学の演技系学科を受験するための演技塾「ティアイ入試演技アカデミー(티아이입시연기아카데미)」[20]」に通った。建国大学校芸術デザイン大学映画学科には、2015年春に入学した。大学入試で合格した直後の2014年11月には、演技塾による合格インタビュー動画がYouTubeで公開された[21]。男優カン・テオは、大学の同期である[22]。在学中には、建国大学ソウルキャンパスの北側に隣接している「ソウル子供大公園」で、映画撮影や散歩をしたこともあったようだ[23]。大学時代は留年・休学することなく、2019年2月に映像映画学科(当時の学科名)を卒業した[24][25]。卒業作品として、自ら脚本・監督を務めた、「宅配便を装った犯罪」をテーマとしたスリラージャンルの短編映画を製作したようだ[26]。

2022年12月9日には、建国大学ソウルキャンパス新千年記念館大公演場で「第58回大鐘賞映画祭」が開催された[27]。ヘユンも出席し、母校への凱旋となった[28]。

ヘユンが通っていた建国大学の映画学科~映像映画学科の後身組織である媒体演技学科(2024~26年の学科名)[29]の主催で、2024年9月26日には、「エンタテンメント(演技)分野卒業先輩特講(엔터테인먼트(연기) 분야 졸업선배 특강)」と題した、ヘユンによる学生向けの講演会が、建国大学ソウルキャンパス芸術文化館の内部にある映画館「KUシネマテーク」で開催された[30][31]。

4. エピソード

Kim Hye-yoon at Damian's 100th Anniversary.jpg
2024年5月23日に、ソウル特別市・鍾路区の「NOUDIT IKSEON」で開催された、イタリアのジュエリーブランド「Damiani」100周年記念ハイジュエリー展示会に出席。K-POPIT 케이팝잇 · CC BY 3.0
김혜윤 Airport Departure 06082024.jpg
インドネシア・バリ島訪問時に空港で撮影(2024年)티비텐 · CC BY 3.0
  • 建国大学校の同期である女優チョン・ジヒョン(정지현)とは、4年間ルームメイトとして一緒に住んでいた。ヘユンにとってジヒョンは、最初で最後のルームメイトであり、お互いの気分を察して外食に誘ったり、早めに帰宅して寄り添ったりする特別な関係だった。その後も、スマートフォンの連絡先に、ヘユンはジヒョンを『家の人(ジプサラム)』、ジヒョンはヘユンを『内の人(アンサラム)』と、夫婦のような愛称で登録しているようだ[32][33]。
  • 「SKYキャッスル」出演時のオーディションでは、競争率200倍とされており、「『今日もまた落ちに行くんだな』という軽い気持ちで会場に向かった」ようだ。オーディション当日、その場で渡された台本は異例の7ページに及ぶ長文で、演じたキャラクター「カン・イェソ」が「ニーチェの自由主義」について語るという、非常に難解な語彙が含まれた場面だった。前の志願者の審査が長引いたことで、幸運にも待ち時間ができたヘユンは、「せめてこの台詞が何を意味しているのかだけでも理解してから挑もう」と考え、スマートフォンで猛烈に検索し、イェソが本当に伝えたかった言葉の意味を深く掘り下げてから演技に臨んだ。合格後に、監督になぜ自分を選んだのか尋ねたところ、「イェソの台詞の意味を正しく理解して演じていたのは、君だけだった」という答えが返ってきたようだ[34]。
  • 2024年6月4日に放送された、MBC FM4Uのラジオ番組への出演では、自身の過去を振り返り、「将来について第1志望、第2志望を書く時、第1志望は女優で、第2志望は幼稚園の先生だった。最初から夢を実現しようと努力したのは女優だけど」と述べていた[35]。
  • 2024年5月、主演ドラマ『ソンジェ背負って走れ』の記録的なヒットに伴い、同作で共演したピョン・ウソクと共にウェブバラエティ番組『サロンドリップ2(Salon Drip 2)』にゲスト出演した。同配信回は、公開直後から高い関心を集め、累積再生回数が1,900万回を超えるなど大きな話題となった。番組内でのエピソードと信頼関係番組内では、ドラマの撮影現場における互いへの深い信頼関係が語られた。ピョン・ウソクは「感情を作るのが難しいシーンでも、キム・ヘユンの目を見るだけで自然と役(ソンジェ)の感情になることができた。彼女がいなければ、ソンジェというキャラクターは完成しなかった」と明かし、キム・ヘユンの演技力と現場での存在感を高く評価した。また、2人の親密な空気感や、作中でも話題となった約29cmの身長差によるビジュアルが視聴者の間で反響を呼んだ。[36]
  • 2026年にSBSで放送されたドラマ「今日から"ニンゲン"に転身しました」で共演した男優ロモンは、ヘユンについて、「撮影中ずっと、なぜ彼女がラブコメの女王なのかを強く感じた」「僕は現場で撮影する時、2、3通りの準備をしていくが、何を投げかけてもそのまま受け止めてくれる。無理に合わせようとしなくても投げれば自動的に出てきて合わせてくれる。そのようなところが本当に本当に良かった」「惚れた部分があるとすれば、キム・ヘユンさんの集中力だった。撮影に入る前におしゃべりしていても、アクションが始まると何の準備もなく涙を流し、カットがかかるとまたヘユン姉さんに戻る。そのような部分がカッコいいと感じた」と述べていた[37]。
  • 日本のインターネットニュースサイト「シネマカフェ」が2026年に配信した記事では、キム・ヘユンについて、韓国の「20代女優の中で群を抜く発音の良さを誇る」「どれだけ号泣していても、セリフがはっきり聞き取れる」と評価していた。例えば、出世作となった「SKYキャッスル」のカン・イェソ役では、極度のプレッシャーからヒステリックに叫び、泣きじゃくるシーンが多々あったにもかかわらず、彼女のセリフは常に明瞭だったと評されていた[38]。

5. 出演

191002 김혜윤.jpg
テレビドラマ「偶然見つけたハル」(2019年)制作発表会で撮影。디스패치 · CC BY 3.0

5.1. 映画

5.2. テレビドラマ

主演作は太字

5.3. Webドラマ

  • ジョンジジョク片思い時点シーズン1(2016年、KOKTV)- キム・ヘユン 役(本人役)
  • ジョンジジョク片思い時点シーズン2(2016年、KOKTV)- キム・ヘユン 役(本人役)
  • 酔っ払い(2016年、KOKTV)- シン・ホジョン 役
  • ジョンジジョク片思い時点シーズン3(2017年、KOKTV)- キム・ヘユン 役(本人役)
  • 小能力者(2017年、KOKTV)- シン・ホジョン 役
  • ソーシャルストーリー(2018年、JTBC)- キム・ヘユン 役(本人役)
  • ジョンジジョク片思い時点特別編(2019年、KOKTV)- キム・ヘユン 役(本人役)

5.4. バラエティ番組

6. 雑誌

  • 「HIGH CUT」2020年3月号with ロウン(SF9)[53]
  • 「@star1」2021年1月号[54]

7. 賞とノミネート

7.1. 受賞

  • 2019年「第55回百想芸術大賞 TV部門新人女優賞」(『SKYキャッスル』)[55]
  • 2019年「第14回アジアモデルアワード ライジングスター賞」
  • 2019年「第27回大韓民国文化演芸大賞 ドラマ部門最優秀演技賞」(『SKYキャッスル』)
  • 2019年「第18回大韓民国ファーストブランド大賞 女優ライジングスター賞」[56]
  • 2019年「MBC演技大賞 優秀女優賞」(『偶然見つけたハル』)[57]
  • 2019年「MBC演技大賞 新人女優賞」(『偶然見つけたハル』)[58]
  • 2020年「第5回アジアアーティストアワード 女優部門ポテンシャル賞」(『偶然見つけたハル』)[59]
  • 2022年 「第21回ニューヨーク・アジアン映画祭 ライジングスター賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2022年 「第43回青龍映画賞 新人女優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2022年 「第9回韓国映画制作家協会賞 新人俳優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2022年 「第58回大鐘賞映画祭 新人女優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2022年 「第42回黄金撮影賞 審査委員特別賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2023年 「第10回野の花映画賞 新人俳優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2024年 「第6回ニューシス韓流エキスポ 国会文化体育観光委員長賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「2024今年のブランド大賞 女優ホットトレンド」
  • 2024年 「第19回ソウルドラマアワード アジアスター賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第6回アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード ピープルズ・チョイス賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第9回東亜ドットコム'sPICK賞」
  • 2024年 「第9回アジアアーティストアワード ベストアクター賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第9回アジアアーティストアワード ベストアーティスト賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第9回アジアアーティストアワード 人気賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第9回アジアアーティストアワード ベストカップル賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第10回ソウルコンエイパンスターアワード 女優人気賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第10回ソウルコンエイパンスターアワード ベストカップル賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2025年 「第61回百想芸術大賞 PRIZM人気賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2025年(上半期)「Kstyle The One Pick BEST ACTRESS部門」[60]。
  • 2026年 「第53回韓国放送大賞 最優秀演技者賞」[61]。

7.2. ノミネート

  • 2019年「MBC演技大賞 ベストカップル賞 with ロウン(SF9)」(『偶然見つけたハル』)[62]
  • 2019年「MBC演技大賞 ベストカップル賞 with イ・ジェウク」(『偶然見つけたハル』)
  • 2021年「第7回APANスターアワード スター賞」(『偶然見つけたハル』)
  • 2022年 「第31回釜日映画賞 新人女優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2022年 「第27回春史国際映画祭 新人女優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2023年 「第59回 百想芸術大賞 映画部門女性新人演技賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2023年 「第21回ディレクターズカットアワード 今年の新しい女優賞」(『ブルドーザー少女』)
  • 2024年 「第6回アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード 女性主演俳優賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「ファンデックスアワード2024 TVドラマ女性主演」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第9回アジアアーティスト賞 大賞(今年の俳優)」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2024年 「第10回ソウルコンエイパンスターアワード 中編ドラマ女優優秀演技賞」(『ソンジェ背負って走れ』)
  • 2025年 「第61回百想芸術大賞 TV部門女性最優秀演技賞」(『ソンジェ背負って走れ』)

脚注

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