Hallyu Wikihallyu.wiki
日本語
カテゴリ: 授賞式・映画祭

フランクフルト・ブックフェア

最終更新: 2026-09-29 22:37 UTC ウィキペディア原文履歴

他の言語: 한국어 · English · Español · Português · Bahasa Indonesia

フランクフルト・アム・マインで開催される書籍見本市

Festhalle-ffm004.jpg
メッセ・フランクフルト(見本市会場)dontworry · CC BY-SA 3.0
FrankfurterBuchmesse2008.JPG
フランクフルト・ブックフェア会場風景(2008年)KJohansson · CC BY-SA 3.0

フランクフルト・ブックフェア (フランクフルト書籍見本市、フランクフルト・ブッフメッセ、Frankfurt Book Fair 、ドイツ語: Frankfurter Buchmesse)は、毎年10月半ばにドイツのフランクフルト・アム・マインで開催される世界最大の書籍の見本市。

世界中からの出版社・マルチメディア業者が集まり書籍やソフトウェアを展示し、業者間で各国での版権やライセンスなどの取引が行われる。また国別ブースも出され、各国の出版文化についての紹介も行われる。このフェアはドイツ出版社・書籍販売店協会の子会社により主催されている。イタリア・トリノの書籍見本市など他の書籍見本市の猛追も受けているが、フランクフルトは 「世界最大の書籍見本市」を称し、5日間の会期で会場の「メッセ・フランクフルト」に7,000の展示者と 300,000人近い入場者を集めている。

1. 重要性

フランクフルト・ブックフェアは出版社や著者が書籍の発売発表などを行うマーケティング上の重要イベントであるが、一方で世界中の出版社が版権の販売交渉を行う機会としても重要である。入場者は出版業界の動向を知り、世界中の出版業者と名刺交換をしネットワークをつくり、取引を行うことができる。参加者は出版社、著作権エージェント、書店、図書館、学術研究機関、作家、イラストレーター、翻訳者、映画製作会社、出版協会、印刷業者、古書販売店、ソフトウェア制作・販売業者など多数の業種にわたる。

2004年には92の国から12,000人のジャーナリストが来場しフェアの報道を行ったほか、6.691の展示業者、79カ国のブース展示、180,000人の取引来場者があった。

開会式には欧州連合やドイツはじめ各国の政治家や文学者、芸術家が式典に参加する。また1988年から毎年(それ以前にも隔年などで不定期に)テーマ国が決められており、その国の文学者・出版社が参加するシンポジウム、文化紹介イベント、展覧会などが開催される。例えば2004年はアラブ諸国、2005年は「ドイツにおける韓国年」にちなみ大韓民国が、2006年は経済発展の著しいインドがテーマ国となった。2007年はカタルーニャの文化がテーマとなっている。2008年のテーマ国はトルコ、2009年のテーマ国は中国。

会期中には市内のパウルス教会でドイツ書籍協会平和賞[1][2](de:Friedenspreis des Deutschen Buchhandels, Peace Prize of the German Book Trade)が開催され、世界の傑出した小説家・学者・著述家・芸術家らから委員会が毎年一名を選出し、ドイツ連邦大統領から授賞される。「ドイツ児童文学賞」や「ドイツ書籍賞」の授賞式もこの会期中に行われている。

ドイツ系児童文学ブース、日系出版社ブースにおいて、マンガが展示されることから、マンガファンも多数訪れている。同会場では、「ドイツ・コスプレ・マイスターシャフト」の最終決勝戦も開催されている。

2. 歴史

Buchkatalog Frankfurter Fastenmesse 1573.jpg
1573年のフランクフルト書籍見本市のカタログWikimedia Commons · Public domain

フランクフルト・ブックフェアは500年以上の歴史を有する見本市である。15世紀半ばにヨハネス・グーテンベルクがマインツで活版印刷を発明したさほど経たない時期に、すぐ近くのフランクフルトで地元の書籍商らによって最初の本の市が開かれた。

この市は17世紀末までヨーロッパでもっとも重要な本の見本市となってきた。しかし、神聖ローマ帝国が出版の中心地フランクフルトに反カトリック的書物に対する検閲機関(Kaiserliche Bücherkommission)を置き、出版への統制を強めたため、統制を嫌った出版業者はフランクフルトから検閲の緩いザクセン選帝侯領のライプツィヒへと続々と移転していった。18世紀の啓蒙時代にはライプツィヒ書籍見本市がフランクフルト書籍見本市の地位を奪った。

第二次世界大戦後、1949年にパウルス教会で戦後最初の書籍見本市が再開された。その後、出版都市ライプツィヒが東ドイツ側になったこともあり、西ドイツ側のフランクフルトがヨーロッパ最大の書籍見本市の地位に返り咲いている。

3. ドイツ書籍協会平和賞

年 受賞者 国籍
1950年 マックス・タウ  ノルウェー
1951年 アルベルト・シュヴァイツァー フランス
1952年 ロマーノ・グァルディーニ ドイツ
1953年 マルティン・ブーバー イスラエル
1954年 カール・ヤーコプ・ブルクハルト スイス
1955年 ヘルマン・ヘッセ ドイツ
1956年 ラインホルト・シュナイダー ドイツ
1957年 ソーントン・ワイルダー アメリカ合衆国
1958年 カール・ヤスパース ドイツ
1959年 テオドール・ホイス ドイツ
1960年 ヴィクター・ゴランツ イギリス
1961年 サルヴパッリー・ラーダークリシュナン インド
1962年 パウル・ティリッヒ アメリカ合衆国
1963年 カール・フリードリヒ・フォン・ヴァイツゼッカー ドイツ
1964年 ガブリエル・マルセル フランス
1965年 ネリー・ザックス ドイツ
1966年 オーガスティン・ベア
ウィレム・A・ヴィザートゥフーフト
ドイツ
オランダ
1967年 エルンスト・ブロッホ ドイツ
1968年 レオポール・セダール・サンゴール セネガル
1969年 アレクサンダー・ミッチャーリヒ ドイツ
1970年 アルバ・ライマル・ミュルダール
グンナー・ミュルダール
 スウェーデン
 スウェーデン
1971年 マリオン・グレーフィン・デーンホフ ドイツ
1972年 ヤヌシュ・コルチャック ポーランド
1973年 ローマクラブ スイス
1974年 ブラザー・ロジェ(テゼ共同体) スイス
1975年 アルフレート・グロセール ドイツ
1976年 マックス・フリッシュ スイス
1977年 レシェク・コワコフスキ ポーランド
1978年 アストリッド・リンドグレーン  スウェーデン
1979年 ユーディ・メニューイン アメリカ合衆国
1980年 エルネスト・カルデナル ニカラグア
1981年 レフ・コペレフ ソビエト連邦
1982年 ジョージ・ケナン アメリカ合衆国
1983年 マネス・シュペルバー  オーストリア
1984年 オクタビオ・パス メキシコ
1985年 テディ・コレック イスラエル
1986年 ヴワディスワフ・バルトシェフスキ ポーランド
1987年 ハンス・ヨナス ドイツ
1988年 ジークフリート・レンツ ドイツ
1989年 ヴァーツラフ・ハヴェル チェコスロバキア
1990年 カール・デデツィウス ドイツ
1991年 ジェルジュ・コンラッド  ハンガリー
1992年 アモス・オズ イスラエル
1993年 フリードリッヒ・ショアレッマー ドイツ
1994年 ホルヘ・センプルン スペイン
1995年 アンネマリー・シンメル ドイツ
1996年 マリオ・バルガス・リョサ ペルー
1997年 ヤシャル・ケマル トルコ
1998年 マルティン・ヴァルザー ドイツ
1999年 フリッツ・スターン アメリカ合衆国
2000年 アシア・ジェバール アルジェリア
2001年 ユルゲン・ハーバーマス ドイツ
2002年 チヌア・アチェベ ナイジェリア
2003年 スーザン・ソンタグ アメリカ合衆国
2004年 エステルハージ・ペーテル  ハンガリー
2005年 オルハン・パムク トルコ
2006年 ヴォルフ・レペニース ドイツ
2007年 ソール・フリードランダー イスラエル
2008年 アンゼルム・キーファー ドイツ
2009年 クラウディオ・マグリス イタリア
2010年 デイヴィッド・グロスマン イスラエル
2011年 ブアレム・サンサル アルジェリア
2012年 廖亦武 中国
2013年 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ  ベラルーシ
2014年 ジャロン・ラニアー アメリカ合衆国
2015年 ナヴィド・ケルマニ ドイツ
2016年 カロリン・エムケ ドイツ
2017年 マーガレット・アトウッド カナダ
2018年 アライダ・アスマン
ヤン・アスマン
ドイツ
ドイツ
2019年 セバスチャン・サルガド ブラジル
2020年 アマルティア・セン インド
2021年 ツィツィ・ダンガレンブガ ジンバブエ
2022年 セルヒー・ジャダン  ウクライナ
2023年 サルマン・ラシュディ イギリス
2024年 アン・アプルボーム アメリカ合衆国
2025年 カール・シュレーゲル ドイツ
2026年 フィリップ・サンズ イギリス

4. 註

関連ニュース

政府発表Ministry of Culture, Sports and Tourism (press release)

Korea runs a K-Book export desk at the Frankfurt Book Fair

The culture ministry and the Korea Publication Industry Promotion Agency are running an export consultation desk with 15 Korean publishers at the Frankfurt Book Fair (Oct. 7–11, 2026). A dedicated booth showcases 89 titles from the new “K-Book Global 100” project.

原文を見る ↗フランクフルト・ブックフェアAI要約・原文で確認を

脚注

  1. ↑
  2. ↑

関連記事

この記事はウィキペディアの記事「フランクフルト・ブックフェア」をもとにしており、CC BY-SA 4.0 で提供されています。執筆者の一覧は編集履歴で確認できます。画像の作者・ライセンスは各画像の下に記載しています。